大河原 愛 展
静けさの内に留まる羊は、いかにして温もりを手に入れたか
◾️会期:2023年5月10日(水)→22日(月)
◾️会場:新宿高島屋10階美術画廊
※最終日は午後4時閉場。
ニューヨーク滞在中にコンテンポラリーアートや、フランシス・ベーコン、エゴン・シーレに代表される近代絵画の影響を受け、不完全と不均衡の往来を孕む美しい人体の表現で今日まで国内外から高い評価を得ている大河原愛氏。
皮膚の下から浮かび上がる骨格や虚ろな視線、繊細でありながら大胆なタッチで綴り、感情の一つ一つを裏付けるかのような色彩の一線。そのどれもが、この世界の現実の中で、言葉になることのできないまるでピースのカケラのような情感を慈しみ、昇華された一筆と一滴により我々の眼前にうつしだしていきます。
「静けさの内に留まる羊」とは、時に、このような世界の現実に打ちひしがれ震える我々全て。「温もり」は、慈悲を纏った希望の光でもあります。
絵画を通し、性別や人種、宗教をも超え、すべての生きとし生ける生命に一遍の光の如く描かれた一筆の軌跡をこの機会にぜひご高覧ください。
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