一木
ICHIBOKU
自然をテーマに掲げ、犬や猫、トカゲ、金魚や蛙など子供の頃に触れてきた身近な生き物や植物たちを実物大の木彫にて表現しています。その精巧な描写、実物大にこだわり制作されていくことで、今にもそこから動き出すかのような空間を放ち、情景さえも想起させてしまうリアルな世界観。動植物の息吹やぬくもりをも感じさせると同時に、木彫だからこそ得られる「木」そのもの香りやぬくもりをも感じることができます。
今展では、大人になり忘れてしまいがちな、人々の心の中にある自然との「思い出」や「記憶」をそれぞれに喚起する一木造りの最新作を中心に、様々な自然に生きる生物たちを一堂に展観いたします。この機会にぜひご高覧ください。
齊藤秀樹展 一木
■会期：2024年8月28日（水）→9月9日（月）
■場所：新宿高島屋10階美術画廊
※最終日は午後4時閉場。
□プロフィール
1969年東京生まれ
1993年大阪芸術大学芸術学部美術学科彫刻コース専攻科修了。
□一木造り（いちぼくづくり）
木彫制作技法の1つ。1つの木材から丸彫した継ぎ目のない作品。平安時代前期の仏像に多い。
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